白本彩奈、映画「箱男」で謎めいたヒロイン好演「潔ぎよく心も解放できました」…ヌードにも挑戦_ニコ 生 かな た
女優・白本彩奈が、23日に公開された映画「箱男」(石井岳龍監督)でスクリーンデビューを果たした。映画演潔ニコ 生 かな た子役を経て、箱男く心映画初出演となった今作では謎めいたヒロイン役を演じ、で謎ヌードにも挑戦。めいたヒロイぎよきましたヌードに語学も堪能で可能性十二分の22歳は、ン好「世界でも通用するような感性を育てていきたい」と飛躍を誓った。も解(奥津 友希乃)
ベラルーシ人の母と日本人の父を持つハーフの白本。放で3歳で芸能界入りし、も挑ニコ 生 かな た小学2年から本格的白本に子役の活動を開始。日本、彩奈ロシア、映画演潔英語を操るトリリンガルで、箱男く心国際派としての活躍が期待される注目の女優だ。で謎
「箱男」は、作家・安部公房が1973年に発表した同名小説を映画化。白本は、頭からダンボールを被り都市を徘徊(はいかい)する“箱男”(永瀬正敏)らを誘惑する謎めいたヒロイン・葉子を演じている。同役は、数百人が参加したオーディションで射止めた。
「オーディションはお芝居のうまい、下手とかではなく、葉子をどのように捉え、この作品をどう考えているかを丁寧に見てくださった印象でした。葉子はあまり詳しく描かれていないキャラクターなので、裏を返せばどんな人物でもいいのかなと。“女性と母性の両立”みたいなところが葉子にとって大事な材料なのかなと思い、その二面性は大事に貫いて演じました」
クランクイン時には、石井監督から「葉子は、全部白本さんに任せます」と全幅の信頼を置かれた。永瀬や浅野忠信、佐藤浩市らベテランと顔を並べ、現場は気づきや学びの連続だった。
「永瀬さんはお芝居のメモリーがすごく細かい。その繊細な表現を目の前で見られたのも、とてもぜいたくな時間でした。浅野さんは、カメラが回ったらスッと役に入られる。その姿が衝撃的で、役との境界線があまりない方なのかなと思いました。佐藤さんは、小道具の位置や触り方などお芝居の細かいことまで真剣に考える姿を何度もお見受けした。役者として、私もその気持ちをずっと絶やさずに持ち続けたいです」
撮影は、インティマシー・コーディネーター(=性的描写の撮影で精神面などをサポートする専門職)も立ち会いのもとで行われた。映画初挑戦ながら、白衣姿からヌードになる芝居に体当たりで挑んだ。
「ヌードはただ脱ぐことに挑戦した訳じゃない。女性の体の動きやそのラインは、この映画の中身や意味にも深く関係してくると思いました。なので、体形づくりも役作りのひとつとして取り組みましたし、色々な映画をみて立ち姿の研究もしました」
「身も心もさらけ出すことは怖くないのか」と問えば、間髪入れずに「物理的に裸になっていたので、潔ぎよく心も解放できました。丸裸になると相手の心の芯の部分とつながろうとする、この感覚を得られたことも、とっても貴重な経験でした」と返って来た。その肝の据わり方に、映画女優としての可能性を感じさせる。
私生活では大学で法律や政治を学びながら、趣味でアート鑑賞するなど感性を育んでいる。「色々なことを経験して、たくさんの栄養をいただきたいですね。映像や舞台などのジャンルも、役柄も垣根無く触れて、もっと心の編み目を細かいものにしたい」と“吸収の時”と受け止めている。
自らのバックボーンを武器に、その先も見据えている。
「自分自身がハーフだからこそ演じられる役柄もきっとあると思っています。映像や映画はもっともっと、国境を越えていくものだと思うので、その流れにしっかり乗っていけるような女優になっていきたい。そのために世界でも通用するような感性を持った人間でありたい。日々研究と、試行錯誤を続けて行きます」
◆白本 彩奈(しらもと・あやな)
▼生まれ 2002年5月14日、東京都生まれ。22歳。
▼身長 170センチ
▼芸能入り 3歳でハーフタレントの事務所に所属。テレビ東京系「おはスタ」や、NHK Eテレ「すイエんサー」などに出演。
▼主な出演作 12年「最後から二番目の恋」、17年「仮面ライダーアマゾンズ・シーズン2」
▼特技 語学と歌「セレーナ・ゴメスさんの歌や洋楽を聴いて英語を覚えました」
▼趣味 ヨガ、殺陣、絵を描くこと
▼夢 「海外作品挑戦とビールのCMに出たいです」
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